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OIKAWA,Satoko blog

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第2回 三叉景 

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第2回 三叉景 出品作 「水焔1」 絹 墨 胡粉 岩絵具


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第2回「三叉景」が、開催となります。
お忙しいとは存じますが、ご高覧頂ければ幸いです。

第2回 三叉景
会期 2011年9月5日(月)~9月15日(木)
   am11:00~pm6:30 日曜日休廊
出品者 荒井経 園家誠二 及川聡子

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昨年の第一回三叉景 会場風景

私の出品作品は「水焔のシリーズ」です。
私にとって水煙とは水蒸気、湯気のことです。

縄文土器といえば、火焔土器が有名ですが、
もうひとつ、静かでモダンな水焔土器と呼ばれる土器があります。
火の造形に対比するように、
水が造形されていることに、縄文人の世界観を感じます。

土器で水を沸騰させたこともあっただろう、と私は想像します。
火が神聖なものであったように、水も神聖なものであり、
その二つが反応しあい、共に焔として立ち上り行く様を、
太古の闇の中で、縄文の人々は見入ったのに違いありません。

これまで、薄氷を続けて描いてきましたが、
もうひとつの水の形である「湯気」を描いてみようと思ったのは、
いつも通りの朝のことでした。
台所の窓から差す光が、
小鍋から上る湯気を浮き立たせているのに気付いて、
しばらく、湯気の動きに見とれていました。
湯気に目のピントを合わせると、
お鍋も、コンロも目に入りません。
(洗わなくちゃいけない、お茶わんもまた)

今まで、見えていなかったものに視点を合わせると、
見えていたものが消えてしまう。
その感覚は、子供の頃から惹かれてやまないものでした。

子供時代、廊下の奥に小窓があり、
そこから四角い立方体状の光が差していたのを覚えています。
その光の立方体は帯のように長く伸びて、
光の区域内に、小さな光の粒が無数に舞っていました。
それは単に、ハウスダストのようなものに
光が反射していただけなのでしょうけれど、
子供の私には、とても奇麗に見えて、
ずっと見入っていたものでした。
掌で光を掬うようように、光の区域に手を入れてみたりもしました。
視点を加減することで、光の帯と、普段の廊下の行き来を
子供の私は堪能しました。
私だけのフォトンベルトの思い出です。

見えていなかったものが見えてくる感覚。
そこにあるはずのものが、消えてしまう感覚。
それらを湯気を描くことで、
子供の頃のように、追ってみたいと考えています。

コメント

以前にも聞かせていただいたこの光に舞う粒の話、とても印象に残っています。そして、視線のフォーカスを変えると見えるものが変わってくるという部分ーー見ることに限定せず、その先の想像によって本当のものを見出していく在り方が、絵から伝わって来ます。

sato #- | URL | 2011/09/05 16:43 * edit *

satoさん
ありがとうございます。
前途多難という感じなのですが、
難しさを乗り越えていくに値するモチーフと思いますので、頑張っていこうと思います!

及川聡子 #.FEr8UEM | URL | 2011/09/06 22:56 * edit *

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