OIKAWA,Satoko blog

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第48回 宮城県芸術祭 


suien5.jpg
「水焔」 麻紙 墨 胡粉 雲母 60.7×91.0cm

第48回 宮城県芸術祭「絵画展」が、
明日30日から、10月12日まで開かれます。
湯気をモチーフにした「水焔」を展示いたします。
ご多忙中とは存じますが、ご高覧いただければ幸いです。

第48回 宮城県芸術祭 絵画展
会期 2011年9月30日(金)ー10月12日(水)※10月6日(木)は休場
会場 せんだいメディアテーク 日本画5F/洋画6F
   〒980-0821 仙台市青葉区春日町2-1 Tel:022-713-3171
入場料 一般 500円 大学生・割引 250円
お問い合わせ 宮城県芸術祭事業部 (社)宮城県芸術協会内
       仙台市青葉区国分町3-3-7 Tel:022-261-7055


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「御手在り」及川茂 樟 欅 鉄 高さ90cm

父・及川茂の出品する「彫刻展」も開催されます。
絵画展で入場された方は彫刻展にも同じチケットで入場できます。

第48回 宮城県芸術祭 彫刻展
会期 2011年9月30日(金)ー10月5日(水)
会場 せんだいメディアテーク 5F

       
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お礼とこれから、 

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左:及川  中央:荒井経  右:園家誠二

おかげさまで、無事、第2回三叉景が終了いたしました。
お忙しい中をご高覧下さった皆様、
ブログやサイトで、見て下さっている皆様、
ありがとうございます。


今回は、新しい家、新しいアトリエに引越をして、
新しいモチーフに取り組むという、自分の中では大変革でした。
完成度を求めるには、あまりに全てが新しく、
始まり の 予兆 が 少し 見えてきた、かな?
と、いうような感覚の中での展覧会でした。
始まりの予兆は、ほんの微かで、
作品写真を見ても、やはり、見えないのではありますが、
記録として、このブログにも写真を載せておきます。

sannsa2oi.jpg
及川作品壁面

会場では、震災のこともあって、
「どうしていたの?」「無事で良かった」と、
いたわりの言葉、励ましの言葉をいただき、
心より感謝いたしております。

三叉景のDMが届いて
「えー、この時期に、展覧会やるんだ、って思ったよ。
 画像見たら、これまでと違うから、
 やっぱり、続ける人なんだなって思った。」
と、東京造形大時代の友人が言ってくれました。

もうひとりの大学時代の友人も、同じようなことを言って、
薄氷のシリーズの小品を見ながら、
「……きれいだね。
 でも、俺、あっちの方(湯気の新作)が好き」
と、笑ってくれました。

励ましとして、友達として、
ちょっとサービスを載せてくれたのかもしれませんが、
まだ微かな予兆を、掬うように認めてくれたことに、
私は、深く、深く、感謝をしました。

造形大学の友達たちは、連絡を取り合うとか、
会って食事をするなどといったことを、全くと言っていいほどしません。
展覧会にも、必ず行くというような律義さもありません。
(はっ!もしかして、私にだけそうなのかもしれませんけども)
だからなおさら、
「また、見せてよ」と、言ってくれることが、
どれほど、めずらしいことか、分かります。
どれほど、励まそうと思ってくれているか、分かります。

いつも近くにいなくても、関係をつなぎ止めようとしなくても、
絵を描き続けているということでつながっている友に、
自分が支えられていることを感じました。


湯気をモチーフにするということに関しては、
ただ、物珍しいということだけではなく、
その絵画的な意味を感じて下さった方もあり、
まだまだ時間はかかりそうだけれども、
それだけの甲斐はある、と、力づけていただいたりもしました。
まだ、伝えきれていない画面から、
その意図を察して下さる方々がいることを、本当にありがたく思います。

この第2回三叉景に出品した作品のうち1点を、
9月30日から始まる
「宮城県芸術祭」(せんだいメディアテーク)に出品いたします。
また、来年3月には、ギャラリーせいほう(銀座)にて、
この湯気をモチーフにした
「水焔のシリーズ」がメインの個展が予定されています。 

今回いただいた励ましと、ご指導を胸に、
一層精進してまいりたいと思っております。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

                              及川聡子


在廊予定 

無事、展示も終わり、明日から三叉景が始まります。
会期は9月5日から15日です。
私は初日5日、6日の午前、10日土曜日、12日、13日、14日、15日に在廊予定です。

今、亀戸のビジネスホテルにいて、iPod touchと有線LANを無線LANに変換する機器でブログを書いています。

また明日か明後日には、会場の様子を、ホテルでUPしたいと思います。



今日は浅草の浅草寺に行ってみました。
巨大なお煎餅に興味が湧きましたが、一人のホテルの部屋に持ちかえってから、わびしくなりそうなので、購入はしませんでした。

第2回 三叉景 

suien1.jpg
第2回 三叉景 出品作 「水焔1」 絹 墨 胡粉 岩絵具


sansa2.jpg



第2回「三叉景」が、開催となります。
お忙しいとは存じますが、ご高覧頂ければ幸いです。

第2回 三叉景
会期 2011年9月5日(月)~9月15日(木)
   am11:00~pm6:30 日曜日休廊
出品者 荒井経 園家誠二 及川聡子

wada2.jpg
昨年の第一回三叉景 会場風景

私の出品作品は「水焔のシリーズ」です。
私にとって水煙とは水蒸気、湯気のことです。

縄文土器といえば、火焔土器が有名ですが、
もうひとつ、静かでモダンな水焔土器と呼ばれる土器があります。
火の造形に対比するように、
水が造形されていることに、縄文人の世界観を感じます。

土器で水を沸騰させたこともあっただろう、と私は想像します。
火が神聖なものであったように、水も神聖なものであり、
その二つが反応しあい、共に焔として立ち上り行く様を、
太古の闇の中で、縄文の人々は見入ったのに違いありません。

これまで、薄氷を続けて描いてきましたが、
もうひとつの水の形である「湯気」を描いてみようと思ったのは、
いつも通りの朝のことでした。
台所の窓から差す光が、
小鍋から上る湯気を浮き立たせているのに気付いて、
しばらく、湯気の動きに見とれていました。
湯気に目のピントを合わせると、
お鍋も、コンロも目に入りません。
(洗わなくちゃいけない、お茶わんもまた)

今まで、見えていなかったものに視点を合わせると、
見えていたものが消えてしまう。
その感覚は、子供の頃から惹かれてやまないものでした。

子供時代、廊下の奥に小窓があり、
そこから四角い立方体状の光が差していたのを覚えています。
その光の立方体は帯のように長く伸びて、
光の区域内に、小さな光の粒が無数に舞っていました。
それは単に、ハウスダストのようなものに
光が反射していただけなのでしょうけれど、
子供の私には、とても奇麗に見えて、
ずっと見入っていたものでした。
掌で光を掬うようように、光の区域に手を入れてみたりもしました。
視点を加減することで、光の帯と、普段の廊下の行き来を
子供の私は堪能しました。
私だけのフォトンベルトの思い出です。

見えていなかったものが見えてくる感覚。
そこにあるはずのものが、消えてしまう感覚。
それらを湯気を描くことで、
子供の頃のように、追ってみたいと考えています。

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