OIKAWA,Satoko blog

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インフルエンザ 

インフルエンザに罹った。

海に行った日の晩、ひどい胃痛になり、
ほとんど眠れずに過ごした。
そういうことはわりにあるので、
「あー、夕飯に食べた“いかぽっぽ”のせいかなー」
などと、思っていた。
次の朝、頭が痛いので、
「あー、あんまり眠れなかったからだなー」と、
朝ご飯も食べる気にならぬまま横になっていたら、
「あれ?熱が出た時みたいに肌が痛いぞ」
と、気が付いて、
あれよあれよという間に40度の熱になった。
歯の根も合わないほどの震えに襲われて、
慌てて解熱剤を飲む。
薬が効いてくると38度台になるけれど、
しばらくすると40度近くに上がる。
私は普段、35度台という低体温体質なので、
40度なんて、芭蕉扇なしの火焔山登山のようなものだ。

子供の時から、わりに熱を出すほうなのだけれど、
今回ほど急速に熱が上がることは経験した事がない。
本当にびっくりした。
あれ?肌が痛いな、と気付いて、
ゴウッ!っというほどの震えが襲うまで、
1時間もかからなかったような気がする。
ゴウッ!っと来た時には、
ふとんで手足を縮めて丸くなるより何も出来なかった。
OTTOが備蓄していたアセトアミノフェンの解熱剤を
しまってある薬箱から出して
水と共に手渡してくれたから良かったようなものの、
もし1人でいる時だったら、
あのまま丸くなってどうしようもないまま、
熱が上がり続けていたのだろうと思う。

新型インフルエンザに備えて、
アセトアミノフェンの解熱剤、氷のう、
熱ピタシート、スポーツドリンクを備蓄しておいたのも良かった。
お家にない方は、用意しておいたほうが良いですよ。
しかも、しまいこんだりせず、
熱が上がって、動き回れなくなっても
容易に手が届くところに置いておくことが大事。
一人暮らしの人は、備蓄に良いからといって、
スポーツドリンクの粉末を買うのではなく、
ペットボトルのものを備蓄したほうが良いと思う。
熱が出てしまったら、溶かす元気はないかもしれないから。

次の日は宮城県芸術協会の授賞式で、
今年は芸術祭賞をいただいたから、
もちろん出席する予定だったのに欠席。
表彰の順番は日本画部門が最初だし、
私の賞が一番の順番だから、
式の最初に「都合により欠席」とアナウンスされることになる。
本当に、大変申し訳ない気持ちなりながら、
横になっているより他なかった。

高熱が引いた後は、
まだ頭痛も微熱も残っていても、
憑き物が取れたように冴え冴えとして感じられた。
自分の抵抗力の勝利感に静かに満足したりもした。
疲労からか、全身じんましんだらけではあるけれど、
もう平熱に戻ったし、悪化する心配はないだろう。
あと数日はウィルスを撒かないように自宅謹慎。

みなさまも、どうぞお気を付けてお過ごし下さい。






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宮城県の荒浜 

海の子

雲ひとつなく良い天気の今日。
台所におにぎりが2個並んでいるのを発見。
ニコニコとOTTOが
「おにぎりにぎったよ。海に行こう」と言う。
海に行きたい、行きたいと言いながら、
夏は過ぎて、すでに秋も終わり。
礬水を引いて、乾くのを待つ日でもあったし、
今から出かければ、夕方前には帰ってこれるだろう、と、
おにぎりとミネラルウォーターを持って、
宮城県の荒浜に行った。

空と海の青は夏に比べて、おだやかな色味。
連休で楽しそうにしている親子連れが何組かと、
サーファーの人たちが数人。
磯の香りもほとんどしない。
静かな秋の海。

愛娘犬はOTTOに連れられて、
勇気をふりしぼり波のそばまで駆けていく。
私は置いていかれて、のんびり砂浜を歩いていた。

子供が砂浜で何かを見つめている。
荒浜は貝殻も少ない海だけど、
子供には興味深いものが探し出せるのだろうな。
私はモチーフを探すこともせず、
ただ空の青と海の青、
砂浜のアイボリーがかった白さを見ていた。
さえぎるものもなく、
空の青、海の青、砂浜の白の帯が広がっている。

白い帯の向こうから、小さな丸い黄土色が駆け寄る。
ちょっと疲れた様子の愛娘犬だ。
おばあちゃんだからね。長くははしゃげない。
「もうじゅうぶん遊びました」という顔をしている。
ほんの数時間の遊び時間。
私もじゅうぶん、遊びました。


エアーポケット 

IMGP0672.jpg

ふい、とした拍子にエアーポケットに入り込むことがある。
そんな時は、いっそ落ちてしまうのが良い。
今日はちょうど良く雨も降っている。

アトリエに掃除機を念入りにかけて、
12月に参加する展覧会の宛名書きをし、
手帳に来年始めまでの予定を書き込む。

やるべきことが待っている。
だから今日は、少し休もう。

京都・大津 

筆

11月3日「ジパン具展」のため京都に向いました。
今回はスケジュールの都合で初日しか在廊出来ず残念。
お会いしたかった方々が「せっかくだから在廊日に」と来て下さって、
とても嬉しく、心強く、
アーティストトークも緊張せずお話させていただきました。
心より感謝いたしております。

3日には文化財修復技師の久安敬三さんの講演と、
京筆師の家形一雄さんによる筆製作の実演がありました。

久安さんのお話には、
すぐにも参考にさせていただこうと思う数々の技法や、
深く制作を見直すきっかけとなるお話など、
多くのことを学ばせていただきました。

家形さんの筆の製作では、
自分の普段使っている筆の大切さをあらためて感じました。
日本で今のような筆が作られるようになったのは、
明治から、というお話も伺って本当にびっくり。
それまでは中国の筆を使用していたのだとのこと。
「日本画」というものを生み出した明治という時代に、
画材の上でも、日本の独自性、
独立性をやっと獲得したのだという、
ひとつの証のように思えました。
(それにしても明治とは!なんて最近のことなのだろう!)

展示の内容については、
各々が課題として制作した金地の、
18×18.18cmの作品が面白く感じられました。
描きやすいとは言えない紙だったことや、
同じサイズ、同じ支持体に描くという規制が、
各々の個性を引き出したのかもしれません。
私自身の作品を見ても、
60号の新作よりも、金地の作品の方が、
次につながる何かが見いだせたように感じています。

会場写真1

明くる4日は、来年個展をさせていただく予定の、
数寄和大津ギャラリー に伺いました。
ギャラリーの麻田さんと、作品や空間についてお話し、
大津について教えていただく。
はじめて訪れたとは思えないくらい落ち着いてしまって、
何冊も美術展のパンフレットを見せていただいたりして、
時間を忘れてしまいそうになりました。

数寄和大津ギャラリーは、とても清浄な空間。
障子越しの自然光がやわらかさをもたらしているよう。
こんなにすてきな場所に作品を展示させていただけると思うと、
なんだかすっかり夢心地になってしまいました。

年末年始、お正月気分返上で
制作に当たらねばならないのは必至なのだけれど、
数寄和大津ギャラリーの空間を思えば、
ちっとも苦には感じません。
個展は絵絹の作品がメインになります。
あの空間で、自然光の差す中、
絹の作品がどう見えるだろう。
これまで描いた紙の作品も、
あらためてあの空間ならばどう見えるのだろう。
そんなことを思うと、胸がトカトカ楽しい音で鳴るようです。
残された制作時間は長くないけれど、
ギャラリーを見たうえでの新作を、
ていねいに描き上げたいと思います。

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