OIKAWA,Satoko blog

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凛の季節 

少年のような枝09:11

空気が硬質化してきたな、
と思いながら林の中を歩いた。

これは、寒くなってきたからだけではなく、
木々が硬くなってきたからだ、と思った。
その瞬間、学研のまんがひみつシリーズ「植物のひみつ」で、
冬になると、木々の多くは寒さと乾燥から身を守るために、
葉の気孔を閉じ、また、葉自体を落とすのだ、
と描かれていたのを思い出した。
気孔はまるで唇のような形をして、
光とCO2を吸い、酸素や水蒸気を吐いている。
木々は唇を閉じ、押し黙りながら身を固めて、
近づく冬を感じているのだろう。

紅葉は葉の付け根に離層という
水分を通しにくい組織ができることで、
葉で作られた水溶性の糖類やアミノ酸類が葉に蓄積し、
その糖が光合成する中で、
赤や黄色の色素ができて起こるのだという。
あんなにも鮮やかに目に訴える紅葉も、
離層という扉を閉めることで起こる現象なのだ。

春、萌え出でる新芽の柔らかさも好きだけれど、
私は秋から冬の木々も大好きだ。
枝だけになった、
寡黙で、硬質な木々の中を歩きながら、
冷たい空気を吸い込むと、
自分の身体の内側と外側を強く感じる。
空と地面の間に、ぽつんと立つ自分を意識できる。

冬の空気が「凛」と表現される所以は、
きっとそういうことなのじゃないかと思う。

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芸術祭巡回展と京都「ジパン具」 

金地2


■宮城県芸術祭出品作品が、巡回美術展に展示されます。

 絵画・書道展 大河原展 10月22日~25日 えずこホール(仙南芸術文化センター)
 絵画・書道展 登米展  11月10日~13日 登米市登米総合体育館 


■具で描く日本画展「ジパン具」に出品します。

 11月3日(火・祝)~11月8日(日)会期中無休
 12:00ー19:00(最終日17:00)
 Gallery i
 京都市東山区祇園町南側584番地
 076-525-3203

ご高覧いただければ幸いです。


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ジパン具展では、出品者それぞれが、
六寸×六尺(18×181.8cm)の「平押し紙」に描くとという試みをしていて、
私は先日まで、この「平押し紙」に大変苦心していた。
(写真はその「平押し紙」での制作途中のもの)
箔押ししたようなツルツルの紙なので、
墨がいつものようには滲まないし暈せない。

今は、出品予定の60号の作品の仕上げに向かっている。
こちらの支持体は、いつもの麻紙だ。
紙がピカピカ光ることもなく、墨を吸い込んでくれることが、
こんなにほっとすることだなんて、これまでは意識しなかった。
以前はずいぶん箔を多用していたことが信じられないくらいだ。
自分の感覚が知らない間に変わっていたのだろうと思う。

18×181.8cmという、これまで想定したこともない細長さは、
描いてみるととても面白かった。
今回のために作った下図は、
今後しばらくのアイディア帳になりそうである。


第46回 宮城県芸術祭 絵画展 

昨日から、せんだいメディアテークで開かれている、
第46回宮城県芸術祭絵画展・日本画部に出品しております。
宮城県芸術祭賞をいただきました。

今回も薄氷のシリーズですが、
薄氷から顔を出しているのは、オランダミミナグサではなく、
刈り取られた後の稲の茎です。
ご高覧いただければ幸いです。


第46回宮城県芸術祭絵画展
日時 :10/2(金)~10/14(水) ※10/8は休場
     10:00-19:00(最終日は17:00まで)
会場 :せんだいメディアテーク
    会場への地図、住所等はこちら
入場料:一般500円 大学生・65歳以上の方等250円

お問合わせ:社団法人宮城県芸術協会 022-261-7055

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