OIKAWA,Satoko blog

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
trackback: -- | comment: -- | edit

そぉっと 

si.JPG


画室も年末の掃除を終えた。
広々させた床に制作中の絵を並べてみる。
このまま、そぉっと、年を越そうと思う。

わが家の初詣は教会である。
1月1日はマリア様の誕生日。
お祈りをして、帰ってきたら
画室のこの絵に「ただいま」を言おう。
スポンサーサイト

今年のクリスマス 

kuri.jpg

教会に通うようになって18年。クリスマスの御ミサを与ることが出来なかったのは、今年が初めて。本日、27日の図録用の写真撮影日を前に、24日、25日、26日と、制作の追い込みが最高潮に達したためです。
そんなことになったのも、墨だけで制作しようと思っていた作品に、ど~しても彩色したい気持ちが押さえられなくなったから。予定通り、墨だけで仕上げていれば、もう少し余裕があったかもしれません。

時々、作品の完成像がビジョンとして見える時があります。それが、今回、色付きだったものだから、たまりません。目が覚めてから、ずっとそのビジョンが頭から離れず、数日「初志貫徹」or「ビジョン重視」のはざまで悩みました。

結局、ビジョンを取った私は、いそいそワクワクと胡粉を溶いたり、白緑を溶いたり。着彩を始めて数日は、久しぶりの絵の具の感触が楽しく、夜中まで制作をしても気持ちの疲れは出ませんでした。が、しかし、5mの大きさともなると、密度のある画面にするまで着彩していくには絶対的に時間が必要。「この日数で色を乗せ始めたのは無謀だったろうか」などと気弱になったりしました。撮影日が近づく中で、ひりつくような焦りで胃がせり上がります。パンシロンチュワブルを噛み噛み、どうにか撮影日を迎えられる所までこぎ着けたのでした。

今日、無事、撮影も済み、本当に、ほっとしました。学芸員のMさん、カメラマンのSさん、ありがとうございました。今日の安心は、大仕事を終えた、という安心というよりも、誰かに見てもらう作品として、一定のレベルに達しているか否か、ということについて、ある程度、自信が持てたことによるものだと思います。
〆切りが近づくと、目が近視眼的になり、小さなことに捕らわれて「これは全くダメだ!」と萎縮してしまうことの多い私。その状態で完成させると、絵の勢いが失われ良くありません。搬入日まで、あとひと月残っている今日、誰かに見てもらう日があったことで、自分も客観的に自分の絵を眺めることが出来、本当に良かった。着彩に踏み切った判断も正しかったと思えたし、今、自分に出来ることはギリギリまでやっているな、と思えたことが嬉しかったです。搬入までのあとひと月は、よくよくと眺めながら加筆し、勢いを失わせないようにしながら、完成度を高めていくことに努めたいと思います。

私の緊張に共鳴してストレスをためたらしく、お腹がアレルギー症状で真っ赤になってしまった愛娘犬。私が安心としたことも敏感に感じ取って、気がつくと私の顔をやんわりした顔で見上げています。いじらしいにもほどがある、という爆裂的な可愛らしさです。
今夜は、愛娘犬を抱いてぐっすり眠ります。そして、数日中に教会に行って、イエスさまに、数日遅れの「お誕生日おめでとうございます」を伝えに行こうと思います。

※写真は去年のクリスマスイブのもの。ケーキを前にした愛娘犬。

がんばれ!図工の時間 

知人の美術家の方から、
「がんばれ!図工の時間」という活動の紹介がありました。

図画工作科の授業は、平成14年度に、年間70時間から年間50時間(小学校高学年)に削減されました。(平成10年度 指導要領改訂(告示)、平成14年度 新指導要領で施行)
「がんばれ!図工の時間!!フォーラム」では、「図工の時間」の維持・拡大を目指し、「図画工作科の授業時数を増やすことに賛成します。」という項目で署名運動を行います。


。。。という、活動です。
活動の詳しい内容や、実行委員、支援者などは、
公式のサイト、
がんばれ!図工の時間!フォーラムをご覧下さい。

私は、あまり署名活動などはしない人なのですが、
今回は、署名しました。

「図工」は「役に立たない」と、いう判断からでしょうか、
授業時間が大幅に減らされてしまったようです。
役に立つものばかりが大切なものではありません。
目に見えて、役に立つものではなくても、
発想、創意工夫、情操・・・等、
図工が、教育の中で担う分野は重要なものだと思います。
そして、それは、生きて行く上で
やはり「役に立つ」ものだとも思うのです。

私は図工が大好きな子供でした。
2時間続きの、図工の時間は
1週間の時間割りの中でも
ピカピカに光って見えていたものです。
私は時間割りを、科目ごとに
色鉛筆で塗り分けたりしていましたが、
図画工作の時間は、いつだって、その時
一番のお気に入りの色で塗り上げました。

あの、ピカピカの時間を
今の子供達にも、たくさん味わって欲しい。
自分の手から、さまざまなものが
生み出される楽しさは、
社会に出た時にも、
何かを発想し、生み出す力につながるはず。

がんばれ!図工の時間!!!

見たい 

今夜、10時からTBSで放送される「世界ウルルン滞在記」。
阿部サダヲがチェコで、
マレック・ベネシュさんという方の指導の下、
粘土の人形アニメーションを制作するそうである。
チェコといえば、なんと言っても人形アニメ。
人形も好きだし、クレイアニメも好きだし、
阿部サダヲも好きだし。
テレビアンテナが壊れて3年。
地上波は見ない生活にも馴れたけれど、
こんな日は、テレビが見たいとつくづく思う。

水で描く 

itibu.JPG

墨の暈しだけで描いている今回、墨の不思議をこれまでになく感じている。
墨だけで描くからには、たくさん水を含ませた淡い状態から、しっかり擦った濃い状態まで、墨の諧調を豊かにしようと努めることになる。すると、その淡い状態の時ほど、墨の色味が強く感じられることや、透明感が生じることがはっきりと分かる。特に、その透明感が面白い。
濃い墨ほど、膠も濃くなるのだから照りが出るような気がするのだけれど、実際には、薄墨部分の方が透明感があって、濃いところは木炭をこすったような質感になる。これが不思議だ。
以前は下地に箔を使用することが多かった。その時は濃い墨部分は膠の照りがハッキリ出てしまい、ギラついたような黒が気になったが、紙に描くとギラつかない。ちゃんとした古墨を使っている訳ではないので、墨が枯れているかどうかの問題ではないだろう。やはり、紙と墨は親和するし、箔は反発するのだ、ということなのだと思う。

また、墨で描く、ということは「墨と水で描く」ということなのだ、ということも、今回、つくづくと感じる。薄墨を引いて、数秒後、乾いていないその薄墨を暈そうとすると、煤がちょっとよれて変な跡になる。多分、水に浮いていた煤がその数秒の間に沈殿してしまうからだろう。
なので、ふわぁっと暈すためには、煤が水の中にまんべんなく浮いている間に暈さなければいけない。この「水にまんべんなく浮いている状態でふわっと」という状態を保ちながら描いて、それが乾いた時が一番透明感がある。これは岩絵の具でもそうだった。

私の意志で、引きたいところに引いてくる、というよりも、水に頼んで煤を連れてきてもらう、という感じ。水の中で煤がフワフワ気持ち良さそうに浮いている感じをイメージして、そのまま、水の流れに乗って在るべきところに辿り着いてくれるように、筆で水を動かす。墨を暈す、というのは水で煤を操ることなのかなぁなどと感じる。

テルミンを演奏するって、こんな感じだろうか。

写真は制作中の一部分

北島三郎=リー・リンチェイ 

いえ、大したことではないのですが。。。
OTTOと"北島三郎のベスト1は
「与作」であるか、それとも「帰ろかな」か"
で、激論を交わした今夜。
ネットで検索した「帰ろかな」のジャケット写真、
そこに写る、若かりし頃の北島三郎が、
あまりにリー・リンチェイ(現・ジェット・リー)に似ているので、
大騒ぎになりました。
ジャケットはコチラ
ベスト1は「与作」だと言うOTTOも、
いいや、絶対に「帰ろかな」だと言う私も、
「こ、これは、似てるとか言うより、本人だ!」
という点において、合意しました。

と、いうことで、私はやはり「帰ろかな」が好きです。
美空ひばりでも「川の流れのように」がベストのように言われていますが、
私は「リンゴ追分」が一番の名曲だと思っています。

なんて、他愛のない話も、時には(いつもかな)。

大詰め 

制作も大詰めになってきました。
なかなかネットに繋がる時間が取れません。
ネット落ちする日も続きそうです。

制作中は電話に出られないこともあります。
朝と夜にはメールチェックしています。
ご連絡を下さる方はメールだと、とてもありがたく思います。

先日、いつも画材を購入している喜屋さんの
冬セールがあったので、筆をまとめ買いしました。
真新しい筆をおろすのは気持ちもひきしまるし、ワクワクもします。
仕上げに向けて画室も掃除。

朝、制作をはじめる前には、
かなり寒いけど、少しの間、廊下を開け放して換気をします。
冷たい、きれいな冬の空気を部屋に入れてから、
石油ストーブにマッチで火をつけます。
私は、このマッチの燃える時の匂いがとても好き。
冬のちいさな愉しみのひとつです。
鼻の奥がくすぐられるようなマッチの匂いを嗅ぐと、
「さぁ、制作スタート!」と思います。

〆切りまではあと少し。
悔いのないように。



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。