OIKAWA,Satoko blog

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画室で最初に聴いた曲 

やっと、アトリエにオーディオをセット。
最初に何を聴こうかと悩んだけれど、
やはり、まずはバッハ。

J.S.バッハ
パルティータ 第2番 ハ短調 BWV826
演奏はマルタ・アルゲリッチ。

アルゲリッチは現存するピアニストでも、私が筆頭に好きな演奏家。
仙台で聴いた彼女の演奏は本当に素敵だった。
私は大興奮でStanding ovationをした。
まだ、会場の数人しか立っていない状況だったので、
アルゲリッチは私の方をちゃんと向いて微笑んでくれた。
私は男性は優しい人が好きだけど、
女性はカッコいい人が好き。
そんな私からすると、アルゲリッチは憧れの女性だ。

香り立つような美しさと、強靭さ、
熱気、そして同時に感じる聡明さ。
ラヴェルやラフマニノフ、ショパンならもちろんのこと、
バッハでも、薔薇の花びらを撒くかのように響き渡る。

アルゲリッチの演奏は、本当に華麗さがあって、
激しく、セクシーでもあるのだけれど、
決して飾り気がある訳でも、
やたら個性を押し出そうとしている訳でもなく、
純粋で真っすぐな演奏だと私は感じる。
魂の清潔さ。ひねることのない、素直な姿勢。
音が輝いて聞こえる演奏というのは、
そういう音楽への態度から生まれることのように思う。

耳から入ってくる、アルゲリッチのピアノの音が、
一度、お腹におさまって、
背筋を真っすぐに登り、額から抜けていく。

引っ越しで、すっかり生活寄りになった気持ちが、
綺麗な夢の方向に向き直す気がする。
もっともっと霞を食べて、夢を見たい。
そう願う時、音楽は私を助けてくれる。
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